子どものスマホでChatGPTなどのAIアプリを制限するには?
スクリーンタイムとファミリーリンクの設定
入れる前、使う時間、使えないようにする。三段階で考える。
この記事の目次
子どもが宿題や調べものでChatGPTを使い始めた。便利そうだけれど、夜遅くまで使っていないか、勝手にアプリを入れていないかが気になる。iPhoneのスクリーンタイムとAndroidのファミリーリンクで、AIアプリを「入れる前」「使う時間」「使えないようにする」の三段階で管理する方法を、公式の手順でまとめました。
設定の前に、家庭で決めておきたいこと
設定でできるのは、時間や入口を区切ることです。何のためにAIを使ってよいかは、設定では決められません。先に、子どもといっしょに次の三つを話しておくと、設定が「取り上げられた」ではなく「約束を守るための道具」になります。
- 使ってよい場面:調べものの手がかり、英語の練習など。宿題の答えをそのまま写さない、など。
- 使う時間帯:夜は使わない、など。時間の長さより、時間帯のほうが守りやすいことがあります。
- 困ったときの相談先:変な答えが返ってきた、不安な内容を見た、などのときに誰に話すか。
ChatGPTのアプリは、日本のApp Storeで「13+」の年齢制限指定になっています。年齢に合うかどうかも、ここで確かめておきます。
iPhone:ファミリー共有のスクリーンタイムで管理する
子どものiPhoneは、保護者のiPhoneから「ファミリー共有」のスクリーンタイムで管理します。iOS 27では、スクリーンタイムのペアレンタルコントロールが新しくなりました。家族のデバイスをすべてアップデートしたうえで、新しいペアレンタルコントロールに切り替えて使います。
アプリを入れる前に、承認を必要にする
「設定」→「ファミリー」→子どもの名前→「アプリとウェブサイト」でスクリーンタイムのパスコードを入力し、「機能制限」の「承認と購入のリクエスト」で「購入の承認を必要にする」をオンにします。13歳未満の子どもでは、初めからオンになっています。子どもがアプリを入れようとすると、保護者に承認のリクエストが届きます。
使う時間と時間帯を決める
iOS 27では、「ファミリー」→子どもの名前→「許容時間」で、エンターテインメントやゲームなどアプリのカテゴリごとに1日の時間を決めます。「スクリーンタイムのスケジュール」では、登校前、学校の時間、放課後のように、時間帯ごとに使えるアプリを選べます。夜の時間帯にAIアプリを含めない、という組み立て方ができます。
iOS 26までは、「設定」→「スクリーンタイム」→子どもの名前→「アプリ使用時間の制限」→「制限を追加」から、カテゴリ名をタップしてChatGPTなどのアプリを個別に選び、1日の時間を設定できます。
使えないようにしたいときは、アプリをブロック
iOS 27では、「ファミリー」→子どもの名前→「アプリとウェブサイト」でアプリを選び、「アプリをブロック」をタップします。ブロックしたアプリは削除されず、ホーム画面でグレー表示になります。ブロックはいつでも解除できます。
Android:ファミリーリンクで管理する
AndroidではGoogleのファミリーリンクを使います。保護者のスマホのファミリーリンクアプリから設定します。
アプリを入れる前に、承認を必要にする
ファミリーリンクで子どもを選び、「管理」→「Google Play」→「購入とダウンロードの承認」で、承認が必要なものを選びます。「すべてのコンテンツ」を選ぶと、無料のアプリを入れるときも承認が必要になります。
アプリごとに時間を決める
ファミリーリンクで子どもを選び、「利用時間」→「利用時間の制限」→「アプリの制限」から、ChatGPTなどのアプリを選んで「利用時間の上限を設定」します。端末全体の1日の上限や、曜日ごとのスケジュールも決められます。
使えないようにしたいときは、ブロック
同じ「アプリの制限」の画面でアプリを選び、「許可済み」を切り替えると「ブロック中」になります。反映までに数分かかることがあり、一部のアプリはブロックできません。
アプリだけでなく、Webからも使えることを知っておく
ChatGPTはブラウザーのWeb版でも使えます。アプリを止めても、ブラウザーから開けることがあります。iPhoneでは「アプリとウェブサイト」でウェブサイトのフィルタリングやブロックもできるので、アプリと合わせて確認します。
App Storeの掲載ページには、ChatGPTのアプリ内コントロールとして年齢確認とペアレンタルコントロールが記載されています。端末の設定とあわせて使えるかは、OpenAIの公式の案内で確かめてください。
設定したら、週に一度いっしょに見直す
設定は一度で完成しません。スクリーンタイムやファミリーリンクの使用状況を、週に一度子どもといっしょに見て、決めた時間で困った場面がなかったかを話します。宿題で必要だったなら時間を戻し、夜に使ってしまったなら時間帯を見直します。
大人が自分の使い方を見直すときの設定は、ChatGPTの使用時間を制限する方法にまとめています。家庭のルールを決めるときに、保護者自身の使い方を見せることも、子どもにとって分かりやすい手本になります。
よくある質問
ChatGPTは何歳から使えますか?
日本のApp Storeでは「13+」の年齢制限指定です。利用条件はOpenAIの利用規約で確認してください。
アプリをブロックすると、データは消えますか?
iPhoneでは、ブロックしたアプリは削除されず、ホーム画面でグレー表示になります。ブロックはいつでも解除できます。
勉強に使うのも止めるべきですか?
使ってよい場面と時間帯を決めて、その範囲で使えるように設定するのがおすすめです。全部を止めるより、約束を守れているかを一緒に見直すほうが続けやすくなります。
参考にした情報
- Apple「ペアレンタルコントロールを設定してお子様のiPhoneやiPadを管理する」
- Apple「スクリーンタイムを使ってお子様のiPhoneやiPadを管理する」
- Apple「iPhoneのスクリーンタイムにスケジュールを設定する」(iOS 26)
- Google「お子様のデバイスでアプリの制限時間を設定する」
- Google「ファミリー リンクを使ってみる」
- Google「お子様の利用時間を管理する」
- Google Play「Google Play での購入の承認」
- App Store「ChatGPT」
文・構成:AI、ほどほどに。編集部。編集方針を読む